ガラスとリフォーム豆知識
ガラスの種類は、意外と多く、建築用(内装、外装)・工業用に大きく分けられます。主に一般住宅に使われるガラスを、簡単に説明します。
ゆがみの少ない透明板ガラスです。最も一般的で、開口部に使用される割合が高い。視線をさえぎるタイプとして、
すり板ガラス、型板ガラスがあります。短時間で破られ、防犯性は低い。
火災による延焼防止を目的として金網を入れたもの。飛散防止に優れているが、防犯性能はフロートガラスとあまりかわりません。
板ガラスを加熱、急冷して製造し、3〜5倍にガラスの 強度を高めたものです。人体やバットの衝撃などに強く、万一破損しても細かい粒状になるため、安全性に優れています。
ガラスとガラスの間にある中空層のもたらす断熱性能が、単板ガラスの約2倍あり省エネ対策にもなり結露が生じにくいのが特長です。防犯性は意外と高い。
2枚以上のガラスを樹脂中間膜で接着して一体化したものです。破片によるケガの防止や衝突した場合の貫通防止が目的で安全や防犯のために使用されます。
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大地震の際の窓ガラスの安全性は誰もが気になるところです。
建築物の設計に対し地震時を想定した規制は 幾つか有りますがガラス周りの耐震設計の基本的な考え方は次の点です。
「地震によって建物や窓が変形した時、板ガラスとその枠(サッシなど)の間に十分なクリアランスがあって、ガラスに直接変形の力が加わらない事」平成7年の阪神淡路大震災では建築年度の古いガラス周りを硬化性のパテで固定したものにガラス破損の被害が集中しています。
これはサッシの中でガラスの動ける余地が無かった為地震による建物の動きが直接ガラスに加わった為と思われます。
現在住宅建築に使われる一般的なサッシはガラス周辺のクリアランスに十分配慮されており、正しく施工されていればそれほど 地震に対して神経質になる必要は有りません。
しかし絶対安全とは言い切れません。
面積の大きな窓や高所にある窓など、ガラスが破損した時に危険が予想される所には万一の時の安全策を講じておく必要があるでしょう。
その様な場所には安全ガラスとしての 合せガラスの使用をお薦めします。
合せガラスは万一ガラスが割れても破片が飛散しにくくガラスがサッシから脱落する事も防ぎます。
資料提供 旭硝子株式会社
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地上に降り注ぐ太陽光線は私達が明るさとして感じる光の他に色々な波長のいわゆる「電磁波」を含んでいます。
これを大雑把なエネルギー比率で言うと次の様になります。
可視光線(目に見える光の部分)・・・51.8%
紫外線・・・6.1%
赤外線・・・42.1%
可視光線が虹の7色を含んでいるように紫外線と一言で言ってもある特定の周波数ではなく地表に到達している電磁波の中で可視光線よりも短い波長の部分を言います。
近年フロンガスによるオゾン層の破壊が原因で紫外線の地表への悪影響が心配され始めました。
地球に到達する紫外線は波長によって二つに分けられています。
日焼けを起こす程度の紫外線A波とそれよりも波長が短く皮膚ガンを誘発すると言われるより有害な紫外線B波です。
この紫外線B波は上記全体量の中で0.5%と僅かですがこの部分の紫外線がオゾン層破壊により増加していると言われています。
板ガラスはこの紫外線B波はほぼカットします。
したがってガラスを通ってくるのはほとんど紫外線A波です。
以前から紫外線はカーテンやカーペットを褪色させる元凶と考えられたり食品などは直射日光に長時間さらさない習慣を私達は持っていました。では板ガラスはこの紫外線をどの位透過するのでしょうか。
フロート板ガラス5mm・・・58.6%
ペアグラス(3mm+空気層6mm+3mm)・・・51.4%
サンバランス(3mm+空気層6mm+3mm)・・・18.0%
ラミセ―フ(3mm+3mm)・・・0.4%
(旭硝技術資料による)
この様な紫外線遮蔽にはラミセーフが 最も優れた効果を持っている事が解ります。
ラミセーフやサンバランスを用いた室内では 普通の透明板ガラスに比べ紫外線による 褪色や肌の日焼けを軽減する事が出来ます。
但し変色や褪色は紫外線によるものばかりではありません。
例えば畳の黄変は紫外線が主な原因ではなく温度や酸化によるものと考えられています。
資料提供 旭硝子株式会社
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ガラスを美しく保つ事は住まいへの愛情のバロメータと言えるのではないでしょうか。
住まいに使われている板ガラスは使われる部位から、窓ガラス・室内建具のガラス・鏡などが有ります。
これらの日常のお手入れや注意事項をまとめてみましょう。
住まいの眼ともいえる窓ガラス。
外部に面している為外側はかなり汚れています。
汚れは殆んどが大気中のチリ・ホコリです。
その60%を占めると言われるのがガラスの主成分と同じSiO2と考えられています。
この汚れは大気中の酸・アルカリ・熱・水分などの作用で徐々にガラスとの結合を増やしていきます。
ガラス表面で科学的に結合した汚れは有機溶剤などでも取れません。
したがってガラスを美しく保つ為にはこまめにクリーニングをする以外にないのです。
クリーニングの方法は市販されているガラスクリーナーが簡単でよいのですが、理想的にはその後水洗いと乾拭きでクリーナー成分を除去したいものです。
油脂分がない場合は、濡れた新聞紙でガラス表面を拭き取るのも効果的です。
室内側はたばこの脂や手で触れる事による油脂分などの汚れが主体です。
こちらもクリーナーで綺麗になりますが小さいお子様やペットの為にガラスクリーナーを室内で使う事に抵抗の有る場合は綺麗な布に中性洗剤を薄く溶かした水で拭くのが良いでしょう。
この場合も洗剤成分を出来るだけ残さない様に再度水拭きをして下さい。室内建具の場合も基本的には上記室内側と同じです。
摺りガラスが油脂分で汚れた場合は、アルコールやシンナーを使うと却って汚れを拡散させます。
洗剤などで汚れ部分を丁寧に落とし水拭きと乾拭きをして下さい。
クレヨンなどの落書きも同じように落としますが、厚く盛り上がったものはカッターナイフなどでガラス表面に傷を付けない程度に掻き落してからクリーニングするのが良いでしょう。
但し金属コーティングがしてある様な特殊なガラスはコーティング層に傷が付きますのでこの方法は使えません。
鏡は水を使わないクリーニングをお勧めします。
水分がガラス裏面の銀反射膜に回ると銀が腐食して周囲が黒ずむ危険がある為です。
ガラスクリーナーを使った後乾拭きで仕上げましょう。
浴室内など鏡に長期間水分が付着している場合、表面が部分的に白濁して来る事が有ります。
これはクリーナーでも溶剤でも除去する事が出来ません。
表面のこまめなクリーニングと乾燥が鏡の為には好ましいのです。
資料提供 旭硝子株式会社
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